2000年9月より、スナーダイ・クマエ孤児院で日本語を教えました。4歳から18歳の30名の子ども達が対象で、入門•初級1•初級2の3クラスに分け、月曜日から金曜日まで1日各1時間づつの授業でしたが、どの子もとてもよく頑張ってきました。いろいろな表現のしかたがある日本語を学習する事は、外国の人にとってはとても難しいですが、興昧を持って取り組んでいました。スナーダイ・クマエ孤児院の中での体験や経験は限られているので、例文練習などで、言葉の制限があったり、限られた教材の中での授業であったり、教える語彙をクメール語に直さなければならなかったり等教える事の難しさを実感した6ヶ月でしたがとてもよい経験となりました。近い将来、子ども達が日本語を使って、アンコールワットの遺跡群の親光ガイドやホテルでの就業ができる事を願いつつ、―人一人の子ども達の成長を見守っていきたいと思います。2001年4月