内外共に多事多難であった今年2007年もあとわずかとなりました。カンボジアにおけるスポーツ育成、障害者自立支援、義肢・義足支援、エイズ孤児救済を主軸に活動してきたハート・オブ・ゴールドも発足10周年を迎えます。2006年以降のJICA草の根技術協力は、今年カンボジア国小学校保健体育科指導要項の出版という成果を挙げることができました。これら海外援助活動のシンポル的存在であるアンコールワット国際ハーフマラソンも、年々参加者が増え、今年は内外39カ国1地域2,430名の参加者で第12回大会を無事終了することができました。
 「石の上にも三年」、「面壁九年」などと申します。経済的困難に加え政情不安を抱える発展途上国への援助活動は決して平坦なものではありませんでしたし、今日現在なお課題は累積していますが、私たちの活動が十年という歳月に耐えたことで、世間の評価も高まっていることが感じられます。このことはひとえに会員の皆様、スポンサー各位、そしてスタッフ同志のご協力があったればこそと感謝に耐えないところです。
 2008年を迎えるにあたり、ハート・オブ・ゴールドは更なる使命感に燃えて業務にまい進する党悟でごいますので、皆様の変わらぬご支援を切にお願い申し上げてご挨拶とします。(2007.12.11)