日本語教育事業では、当初予定していたカンボジア人日本語教師の育成も順調に進み、今ではカンボジア人教師だけで初級を教えることができるようになりました。これまでのチェイ小学校内日本語教育のみでなく、青少年に日本語を教えるためにBuildBright大学(以下BBU)で日本語講座を開講しました。
日本語教育では、単に日本語を教えるだけでなく、日本の文化や、社会、習慣なども教えてきました。現在、日本では多くの企業が外国人労働者の受け入れを始めました。そこで、2018年より技能実習生を希望する学生に対しても、新しいクラスを始めました。
現在送り出し機関はプノンペンに集中していますが、シェムリアップでも日本での就労を目指す若者がおり、彼らに日本語を教えるとともに、また、指導できる現地教師の人材育成を進めています。日本語教育を通じてカンボジアの若者の自立支援の手段になることを目指し、彼らが日本へ行き技能を身に付け、カンボジアへ帰国し、実際にその技術で生計を立てることができれば、自分自身で将来を決定することができます。日本での就労が成功するには、日本語能力が不可避です。今年度の日本語能力試験合格へ向けて、毎日学生達は一生懸命、勉強を続けています。彼らの今後に期待しつつ、HGも全力で彼らの夢の実現をサポートできればと考えています。皆様方にも、ぜひ、彼らの応援をお願いします。