ハート・オブ・ゴールド(以下、HG)は2001年からチェイ小学校内に日本語教室をスタートさせ、多くの子ども達が日本語を学んできました。その後、遊具やスポーツ施設、浄水器、トイレなど設備支援や、運動会、保健指導、日本の学生達との交流など様々な活動を行ってきました。2006年にニュー・チャイルド・ケアーセンターが同地区に移転し、ますます関係が深くなりました。2015年からは毎年TAO東洋医学研究会の歯科医ボランティアチームが全校歯科検診と虫歯予防教育を実施。この蓄積された記録を活用し、また、虫歯予防だけでなく健康についての知識を身につけ、自分の体を知って大切にしてほしいという願いから「健康手帳」の作成が始まりました。岡山学芸館高校SGHゼミ生も企画段階から参加し、現地で校長先生をはじめ、現場の先生の意見や要望をヒアリングしてきました。また、HGが実施している体育科教育から体力測定も取り入れ、さらにカンボジアで活動している(公財)国際開発救援財団(FIDR)の協力も得て、栄養についての内容も盛り込むことができました。
健康手帳の完成後は、先生方への測定(計測)方法の伝達と、児童がそれぞれの内容や測定結果を理解できるように指導会の開催を予定しています。今後もよりよい形にしていくために、積極的に更新をしていきます。