ハート・オブ・ゴールドHeartsof Goldは『スポーツを通じて、国境、人種、ハンディキャップを越えて、希望と勇気の共 有を実現』することを目指して1998年10月10日発足したNGO組織です。活動分野・内容のうち主なものはアンコールワット 国際ハーフマラソン運営協力とカンボジア対人地雷犠牲者への義足寄付(ランナーズエイドの促進)でしよう。
 ランナーズエイドとは1994年から始められたもので、全国各地の市民マラソン大会に呼びかけてランナー参加費の一部を開発途上国の義肢製造にあてようという募金運動のこと。先進諸国ではほぼ制圧されたポリオは発展途上国では 200万人の子供が罹患。彼らには早期に装具を装着させれば歩行可能となるのです。全世界のハンセン氏病(癩)患者1,200万人の10%が靴型装具を必要としています。カンボジアでは内戦の結果、対人地雷で四肢を失った人たちが特に多く、同国はいまなお未処置地雷の問題をかかえています。現在世界中の四肢切断者500万人のうち350万人がアジアに居住し、3~4年ごとに義肢を交換しなければなりませんが、日本の製品は高価過ぎるので現地生産でゆくしかない…兵庫県立リハビリテーションセンター所長・ 沢村誠志ドクターの『アジア義肢装具センター』構想とは、そのための工場、機械と人材養成プランのことです。
 今日ランナーズエイドは西日本各地の大会で定着してきました。平成4年3月神戸湾岸高速道完成記念『ハイウエーラン』も、高石ともや氏が実施しだ義土ラン(義肢 ⇔義士にヒントを得たもの)もまたそのひとつでした。このような間接募金てはなく、カンボジア国内でマラソン大会は実施できないものか?マカオでの七者会談(サンケイ社から4名、カンボジアから3名)はこのような発想から生まれたものでした。 翌1996年4月23日~27日サンスポ社から3名が実情調査のため現地入りしたのですが、自動小銃を手にした兵士が付き添う物々しさだったとか。はたして安全な大会が保障されるだろうか?最終的に当局から『国家行事として実施する』旨の誓約があって1996.12.22. 第一回アンコールワット大会開催の運びとなりました。この大会は其の後、クーデター騒ぎにもかかわらず続けられ今日に至っています。
 私達は以上のような幾多先達の御苦労の足跡を継いで歩み始めたばかりで、まだ弱体な組織に過ぎません。とうか皆様各位の善意とお力をお貸し下さい。
 私達は走れる喜びをひとびとと分かち合いたい…不幸な人にはわずかでも援助してあげたいと念願しております。組織の名付けの親ローレンモラー(本会副代表理事)は『心の金メダル』について書いています。
「金メダルとは(競技に勝って得られるのでなく)人の心のジンボル、人が他人に寄せるやさしさではないか…この世界は、まぎれもなく、困難に直面していますが、その解決を人任せにしておいてはいけないでしょう…ひとりひとりが人間として行動すれば、すこしは役に立つことができるはずです…」
そして次の言葉で結んでいます。
「誰でも、金メダルを得ることはできます。それを求めようとする心らさえあれば。」