岡山・吉備小PTA
岡山市立立吉備小学校(同市庭瀬)のPTAが、カンボジア北東の都市シェムリアプにある養護施設「スナーダイ・クマエ」に給食設備一式を贈ることになり、十九日の一学期終業式で全校児童に報告する。
ガスレンジや皿NGO通じ来月贈る
同養護施設は、約二十人の子供たちが自分たちで給食を作っているが、水やガスなどの設備がそろっていない上、調理器具も不足している。
同小PTAは、岡山市出身のランナー・有森裕子さんが代表を務めるNGO(非政府組織)の「ハート・オブ・ゴールド」(本部・同市西辛川)を通じて現状を知り、国際協力や子供たちの国際交流のきっかけにと、水道ポンプやガスレンジ皿などの調理器具一式の費用約五十万円を贈ることにした。
費用は、会民から長年バザーなどで得た積立金を充てるることを五月の総会で決定。「ハート・オブ・ゴールド」」の活動に参加しいるノートルダム清心女子大四年の大関幸子さん(二三)ら三人が八月に現地に持参し、一カ月間にわたって養護施設の様子をビデオに記録して吉備小の児童に報告する。
国富修身PTA会長は(四九)=同市平野=は「養護施設の子共たちが元気に成長するとともに、子供たちが主役になって交流の輪を広げてほしい」と話している。