昨年5月20日に独立を果たした東ティモール民主共和国は、平和な国家を祝う「第一回独立記念式典」を開催し、写真展、スポーツ祭、宗教の祭典などが行われた。その目的は、1)未だ、世界で繰り広げられている戦争·紛争•テロ行為に対し、「平和の素睛らしさ」を世界に発信すること。2)独立後の現在も苦難を余儀なくされている国民に対し、勇気と希望を与え、お互いの信頼と結束を確認するためであった。こうした国民の願いに賛同した多くの援助国と援助機関が、独立式典開催に向けて支援を開始した。なおHOGは、非政府組織(東ティモールスポーツ連盟)および政府組織(青少年スポーツ文化庁)によって構成される「スポーツ祭実行委員会」に支援統括官を派遣し、大会支援を行ない、その後、国立オリンピック委員会の設置に関する援助を行った。現在、各スポーツ連盟から継続した組織化支援の要請が挙がっている。