4年目を迎えた教室は、2004年度10月の新学期から新しいクラスが増えました。日本語のクラス名も子どもたちの要望で、一番大きいクラス「桜組」次に「桃組」新しい「藤組」と名づけられました。8時半から11時半まで休憩なしで、それぞれの組が60分みっちり学習しています。
「ふじ組」の子ども達は8歳から14歳までの27名です。ひらがな・カタカナが書けたり、読めたりできるようになり、毎日習う教材テキストの文も読めるようになってきだしたので、面白くなってきたようで、始業前に中庭で今日学習する文型練習を自主的に練習している声が良く聞こえます。
桜組と桃組の子どもたちは毎日8時半から日本語教室に来て、ふじ組の授業のアシスタントをしてくれています。とてもよく面倒を見てくれるので、ふじ組の子ども達は桜組・桃組の先輩を慕っており、いい雰囲気で授業が進んでいます。
桃組の子ども達は1冊目の教材は終わり、毎日学習している教材テキストのかなり長い文章でも、一日で覚えてこられるようになりました。日本語学習4年目を迎えようとしている桜組の子ども達は今、2冊目の教材の最終課「つるのおんがえし」を全文覚えています。
交流している日本の友達との手紙のやり取りも桜組の子ども達は日本語でしっかり書けるようになっています。そして、自分なりに将来の夢もしっかりと持って日本語学習に取り組んでいます。
また、日本の小学校や中学校との国際交流も4年目を迎え、子ども達同士の交流が定着してきています。日本から日本語教室のニーズをしっかり聞いた上で、手作り日本語教材を支援してくれたり、日本の今昔の遊びを紹介して、たくさん送って来てくれました。小学校の友達が時間をかけて、工夫して作ってくれた日本語教材や日本の今昔の遊びは日本語教室にとってはとてもありがたく、大切に使っています。また、文通も3年目をむかえかなり深まっています。今年はその小学校から先生方4人がチェイ小日本語教室の子ども達にとっても、お互いを思いやったとってもうれしい交流となっています。
その他、色々な学校やたくさんの方々から文房具等の支援物資をいただいています。そのお陰で、子ども達は安心して毎日日本語学習に取り組めています。有難うございました。