2007年12月2日(日)第12回アンコールワット還跡周回特設コース(AIMS公認)で開催されました。
 過去最高の39カ国1地域、2,430名(マラソン2,157名、ウォーキング156名、バイカー117名)が参加し、本年も盛大に開催されました。たくさんの参加者のみなさん、ボランティアのみなさん、またご支援くださる協賛、協力企業、及び団体のみなさまに支えられ、大会は無事に執り行われました。
 当日は曇り空から徐々に睛れ、フィニッシュの時間にはランナたちの笑顔を一層明るく照らしていました。本年度は昨年に引き続き、公認レースにふさわしく計測チップを利用し、時周測定精度を高めました。現地NGOとの連携も継続、更に、少しずつですが当大会の現地化に向けて、歩を進めました。
 今年も有森賞として、カンボジアから2名のランナーを、来年4月に行われるかすみがうらマラソンに招待することになリました。義足ランナー1位のセク・オウンさんと、ハーフマラソン2位のモック・ブントゥーンさんです(1位はイギリスの方)。モックさんは、長年このアンコールワット国際ハーフマラソンに参加してきた方で、この度の受賞に感激されていました。
 また、前日の世界エイズデーにちなんで、昨年に引き続き、現地のNGO CHEMS
(CambodiaHealthEducationMediaService)の協力を得て、HIV/AIDS予防キャンペーンブースを設置しました。300余名の来訪者があり、青少年のHIV/AIDS予防教育に貢献することができました。

<プレイベント>
2007年12月1日(土)アンコールワット・ウォーキング当日は世界エイズデー。レッドリボンのデザインと、今年のデザインと、今年のスローガン『YouthPowerStopsAids』がプリントされたTシャツを着たカンボジアの子どもたち122名(チェイ小学校HGむつみ日本語教室、るしなチャイルドケアセンター、雀の学校)、日本からの参加者34名、その他アンコール小児病院からのボランティア医療スタッフが参加しました。日本語教室の生徒たちがとても流暢な日本語で挨拶し、お礼の気持ちを伝えて、日ごろの成果を聞かせてくれました。
 最後にはカード交換ゲームをして、いつもはいっしょに勉強をしないほかの学校の子どもたちや遠く離れた日本の方々とサインの交換をしました。それぞれが集めたカードは各自が持ち帰り再会するまでのよい思い出となることを祈ります。
 また、昨年に引き続き、ウォーキングとほぼ同時刻、この大会趣旨に賛同する米国NGO、VFI(VillageFocusInternational)が運営するバイクラリー(68名)とレース(49名)が行われ、大会の盛リ上げに一役買いました。夜には国際ランナー、日本からのツアー参加者、カンボジア政府関係者が300名ほど集い、前夜祭が開催されました。
篠原勝弘在カンボジア日本国大使からのご挨拶協賛企業様への感謝状の授与などが行われた後、カンボジアの伝統舞踊とディナーブッフェを満喫する盛大な宴となりました。