活動概要 NCCCの意義と意味

孤児、あるいは孤児に準ずる子供(両親、親戚が養育できない状態におちいった子供)が、責任をもって養育する現地協力団体の許で教育を受け、安心して成長できるよう物心両面から支援する。

居住地:

シェムリアップ(NCCCとモロッポ・カフェ)
バッタンバン(僧侶修行の寺)

支援の里子として18名(内 新規受け入れ2名)
幼稚園生(3)小学生(6)中学生(4)高校生(1)職業訓練生(4)

生活:

heartparent2009-1道徳・礼儀・健康管理・良好な環境の保持(清掃/整理整頓)・農業・伝統舞踊・日本語教育、簡単な洋裁等に配慮した生活教育を行った。子供たちのケアー態勢は常駐のマネージャーが一人、昼間は別に賄いスタッフとアシスタントが交替で行っている。
年長の女の子たちは、年少の子供たちの世話や食事の準備、食材の購入、調理などよく手伝いが出来ている。野菜栽培(主に大根、にら、とうもろこし、なす)をすることにより、子供たちに技術や食材確保の意義を教える。
伝統舞踊に関しては、 専門のスタッフを雇用して継続的な指導をすることができた。女子は、賄いの女性が食事の準備を手伝うが、子どもたち自信が、食材の購入、調理を協力して 行っている。小学校、中学校に通う子どもたちの成績は概ね、平均レベルを保っている。

語学教育:

本年度より児童をチェイ小学校にあるHGむつみ日本語教室に入れてもらい、本格的に将来のための日本語教育をはじめる。

情操教育:

heartparent2009-3継続し てアプサラダンス(クメール伝統舞踊)を教えている。成果披露として、11月末「HGクリスマスチャルティーデナー&報告会」から招待され訪日し て、ダンスを披露した。(子供2名とダンスの先生であるスタッフ1名)NCCCでは、訪問客に歓迎の意味で、日ごろの成果を披露している。
また、絵画教室を日本の先生に来てもらって隔週実施し始めた。アンコール・クライマーズ・ネットが実施しているロック・クライミング教室へ参加している。

職業訓練:

  • heartparent2009-2NCCCの衛生棟(トイレ並びにシャワー室)の建設に合わせて土木の技術訓練を2名受けている。(本年度は基礎工事)
  • 接客サービス訓練(モロッポカフェ)1名、僧侶修行 1名(バッタンバン)
  • 12月マラソンツアーの時に、日本より美容師・カモンさんが参加し将来の職業選択の一助としてNCCCの子供たちにデモンストレイションを行った。

衛生棟建築:

heartparent2009-4大隅さんをリーダーに、一昨年男子寮、昨年の女子寮建設に続いて、本年度は衛生管理棟(トイレ・シャワー)の建築に入った。しかしながら建築許可 がなかな か下りないという事態が生じ、基礎工事部分で一旦中止とした。現在、シェムリアップ州と話し合いが進み、アプサラ機構に再度許可申請を出しており、これが 通れば今年度中には新しいトイレとシャワールームが完成し、子どもたちは衛生的な生活が出来ることになる。heartparent2009-5

活動協力

るしな・こみゅにけーしょん・やぽねしあ

支援団体・支援者

(財)日本国際協力財団、ハート・ペアレントさん、国際ソロプチミスト多摩、現地訪問寄付者、浦安ロータリー、個人支援者