NCCCの意義と意味
孤児、あるいは孤児に準ずる子供(両親、親戚が養育できない状態におちいった子どもが、安心して生活できる環境の下で、養育を受け自立できるよう物心両面から支援し、良き市民としてカンボジアを担っていく人材を育成する。
居住地:シェムリアップ州タックヴェル郡チェイ村
支援の里子:17名(2015年3月31日現在)
校外教育
- 日本語教育:1月末まで週5日(月〜金)HG睦日本語教室にて、9名が日本語を学習した。
- 英語教育:週4日(月〜木)二つのレベルに分かれて16名が学習。指導者;プラッ・シナー
- アプサラダンス(クメール伝統舞踊):毎週日曜日の午前に2時間習っている。センター訪問者への披露のほか、3月に行われたセンター近隣の結婚式に呼ばれ披露することができた。指導者;ソチャット
- 絵画教室:月2回(隔週の土曜日午後)「小さな美術スクール」(主宰者・笠原知子先生)にて、絵画教室(油絵やアクリル絵)に参加。毎年ウォーキングイベントのTシャツは本年も子ども達の絵で作成。シェムリアップ市内のホテルでの絵画展に出展。また、日本の小学校(5校)でも絵画展を開催。
事務所・図書コーナーの完成・歯科治療
4月に事務室が完成した。スタッフが机を並べて仕事ができる場ができ、資料などを整理して安全に保管できるようになった。また大部屋の中に図書コーナーが完成し、入所児童や近隣の子ども達も本に親しめる環境ができた。12月TAO東洋医学研究会のDr.たちに、長年の悩みであった歯科治療と虫歯予防教育を実施していただいた。
チュート・スライノッチ(センターのスタッフ)日本で研修
岡山県の「国際貢献技術移転事業」の研修員(養護施設の運営や保育技術習得)として7月から4か月間、岡山市の養護施設や乳児院で研修した。
おいしい教室の開催
チェイ村の主婦を対象に健康のための教室「おいしい教室」(保健・栄養・料理)を昨年に続き開催した。料理教室はシェムリアップ市内のレストランのシェフによるカンボジア料理、西洋料理などを学んだ。保健教室では看護士や放射線技師による、デング熱や健康についての学習。ほか普段運動をすることのない主婦の方にエアロビクス教室や美容師さんに来ていただき洗髪、散髪、セット、メイクについての教室も新しく開催しとても好評だった。年度末にはチェイ小学校の子どもに向けての食育も開催。6年生対象の栄養教室を行い、その後野菜たっぷり栄養満点の日本のカレーとフランスパンを全校生徒(約800人)で食べた。おいしい教室参加の主婦のみなさんやチェイ小学校の先生も協力し楽しい学校行事となった。
日本との交流
北海道の高校生や岡山学芸館高等学校、清秀中学校の生徒、岡山大学の学生、そしてハートペアレントの方々、HGツアーの方など(年間16回受入)多くの日本人がNCCCを訪問され、継続した交流ができている。また年間を通じて本年も、岡山の小学校との手紙の交換のほか、スカイプにて、手軽にお互いに顔や声が聞ける交流が可能となり、日本とカンボジアが身近に感じられ、両方の子ども達にとって、いい体験ができるようになった。留学中のサオピアもスカイプで時々子ども達と交流している。
支援・協力団体
日本国際協力財団、ハート・ペアレント、スタディーツアー参加者、TAO東洋医学研究会、高野山真言宗南真会、岡山県、岡山国際交流協会、岡山せとうちライオンズクラブ、岡山ビューティモード専門学校、協力小・中・高・大学