活動概要

学校が取り組んでいる総合的な学習や、国際理解教育、ボランティア教育などに協力する。子ども達が、世界の現状(貧困・環境・平和など)に目を向け、グローバルな視点から、国際理解(異文化理解)を深めると共に、自分理解の助けとなるような活動とする。学習方法は、講演、IT機器による交流(メール、スカイプなどを利用)、ビデオ、文通、カンボジアの留学生・研修生などの話を聞く、現地を訪問するなど、できる限りの手立てを利用。そして交流した中で、異文化理解、持続可能な開発などについて考え、自分の生活を見直し、自分達の可能性と力に目覚め、進んで社会のために活動できる人材を育成する。

1) 出前授業
photo4618回の出前授業を実施 (代表、HG本部スタッフ、東南アジア事務所スタッフ、日本語教師、留学生)
実際に活動している人から話を聞くことにより、自分たちでも出来る活動を考える。
(開催場所)
岡山市立平福小学校、岡山市立西大寺小学校、岡山市立第3藤田小学校、岡山市立野谷小学校、岡山市立政田小学校、岡山市立曽根小学校、岡山市伊島小学校、東京光が丘春の風小学校、岡山清秀中学校、岡山学芸館高校、倉敷市立精思高校、岡山大学 他

2)交流
photo47手紙や、プレゼントの交換をしたり、ビデオやスカイプによる交流を通して異文化理解を深めた。日本の教室と現地をスカイプで結んで、お互いに歌や、スポーツを披露しての交流は、両国の子ども達にとって、直接顔が見え、声が聞こえることになり、感動的であった。

3)発表
10月11月に岡山市で開催されたESD世界会議の場で、協力小学校である政田小と第3藤田小学校が発表。世界からの参加者を前にして、自分たちの取り組みや考えを発表し称賛を得た。

4)設備・物資支援(日本の学校からの寄付金はまとめて施設や教材に使用)
photo48アンコールウオーキング大会、体育教育研究指定校、カンボジア・ジュニアーサッカー大会、運動会などに必要な物資を、日本の協力学校が゛集め、ツアーで持ち込み必要な所に配付した。

支援物資:Tシャツ、体操服、教材、文房具、歯ブラシ、カレンダー、石鹸、タオル、遊具など。
施設支援:浄水器、鉄棒、雲梯、サッカーゴール、バスケットコート、平均台、マット、ボール他

5)現地受入れ(29組)
高校生・大学生、NGOなどのスタディーツアーや個人を、カンボジア活動現場にて受入れ、国際協力や
交流を実施。現地での実体験は日本の学生にとって大きな刺激となり、グローバル人材育成に寄与。

成果

photo49年間を通じて、途上国に関わることで、それぞれが、貧困、環境、食料、人権、平和など、どれもつながりをもって関係している事を知り、自分たちで出来る事があることを実感した。また、自分たちの環境、教育、家庭、地域などに目を向け、持続可能な社会を、協力して作ることに向かう。そして自分たちが支援した物資などが、現地に渡され喜ばれたことを確認し、今後もできる支援に取り組む動機づけとなった。

中・高校生には将来の進むべき道にも影響を及ぼしたようだ。自分の身の回りから変えていく事に気が付き、友人や家族と共に活動して、社会を変えていく喜びを感じた。

今後の計画

2014年度も岡山ビューティーモード専門学校の協力で留学生が勉強を続けている。留学生もできる範囲で学校訪問をして、直接顔の見える交流の機会を増やす。学校が取り組むESD「持続可能な開発のための教育」に協力して、実践を通して地球規模で未来を考え、社会性を育てる協力活動を進めたい。日本語教育も中等・高等教育にも着手していきたい。

助成・協力団体

岡山ESD推進協議会、協力小・中・高校・大学、大光電機㈱、個人支援者、岡山ビューティーモード専門学校