12月6日早朝、今年もアンコールワットの日の出を待って、世界遺産の中を駆け抜けるマラソン大会のスタート地点に立ちました。例年であれば、途中侵入してくる車に注意を促し、給水所で手伝ったり、歩いているランナーを励ましたり、コース途中で様々なことを気づかいながら21.095kmを走っていました。
今年は、ほとんど立ち止まることもなく、世界的な大会に成長したこのマラソン大会の20年を振り返りながら、感慨を持って走っていたその時、従来であれば私が「Comeon!」といってカンボジア人を励ましながら走ったものですが、今年は私に「Comeon!」と励ましてくれたカンボジアの青年がいました。マラソン大会が自立したことを、私に教えてくれた言葉で、何よりも嬉しい瞬間でした。これからは「Comeon!」に応えて彼らとともに歩んでいきます。