この度、2010年以来5年ぶり9度目のスタディツアーに参加しました。今回はアンコールワット国際ハーフマラソン大会が20回目の節目の開催であり、どんなに変わっているかを見たくて訪れました。
まず、空港のターミナルに驚きました。以前の小屋のような建物からは、10倍以上の広さになっていると思います。それだけビジネスや観光で訪れる人も増えているということでしょう。第一回大会に来られた人によると、当時、マラソンコースはデコボコで大きな石がゴロゴロあったそうです。タイムも計れていなかったり、手書きで記録したりしていましたよねぇ…。出走者も600人足らずが、今回は75カ国から過去最高の8,539人が参加したそうです。2年前に運営をハート・オブ・ゴールド(以下、HG)からカンボジア側に委譲しましたが、一つひとつの積み重ねにより任せられるようになったと思います。私も楽しんで走ることができました。
20年前と言いますと、私は阪神淡路大震災に遭いました。わが家の被害は少なかったので、周りの大変な方々のために何かしたいと思いつつ、子どもが2歳と5歳で幼かったため動きがとれず、自分は何の力にもなれていないという思いが拭いきれずにいました。2002年の千里マラソン前日のシンポジウムで、有森代表、田代さん、バレーボールの中村選手、大学生等によりHGのカンボジアでの活動が紹介されていました。展示写真を見ているうちに、行ってみたい、そして世界中の人達から受けた支援を今度は私が返したいと思い始め、2003年のスタディツアーに子ども2人とともに参加しました。その頃、行われていたスポーツ大会が小学校の体育指導書作成に発展し、体育の授業になり、そして今回ツアーで参加した小学校運動会へと成長し、その過程を見せてもらってきただけに、運動会は「感動!」でした。ルールを守る、協力する、応援する。みんな、できていました。よかったです。うれしかったです。何か支援をしたくて参加したツアーですが、私の方が学び、楽しませてもらっています。
2011年6月には被災地の石巻に行き、蛇田小学校の花壇の修復や民家の泥かきを行いました。小学校の音楽室で避難者の方と一緒に寝て、自衛隊のお風呂に入りました。この経験もHGの呼びかけによるもので、その後も被災地応援ツアー等で3度行かせていただきました。また、淀川国際ハーフマラソンや篠山ABCマラソンでは、チャリティグッズ販売の手伝いをしています。「チャリティグッズを買っていただいた方には、ありもりさんがサインをしてくださいますよー」と叫んでいるのが私ですので、通り過ぎないでお声かけしてくださいね。これからもできる人ができるだけ長く活動を続けていきましょう♪よろしくお願いします。