3人の子どもが親元に引き取られてNCCCを卒業していき、今は17名(男子6名、女子11名)の子ども達が暮らしています。7月、学校の終業式では、年間成績上位者として2人が表彰されました。学校の補修授業に参加したり、毎日スタッフが、勉強の指導をした成果が出てきました。
夏休みには、スタディーツアーで訪問された神戸学院大学の学生さん達の企画により、NCCCで初めてのミニ運動会を実施しました。3組に分かれて色違いのハチマキを頭に巻き、折り返しリレー、2人3脚、大縄跳び、しっぽ取りなどのゲームをしました。まだ縄跳びを跳べない小さな子は、大きい子が手を取って一緒に跳んだりして、子ども達は初めての運動会をとても楽しんでいました。学生さん達が事前準備して上手に運営をしてくれた賜物だと思います。日本のたこ焼とカンボジアのヤシ砂糖のお菓子を一緒に作り、それぞれの国の味をお互いに楽しんだ後、日本の学生がボランティア活動として洗濯を手伝い、カンボジアの子ども達が毎日やっている手洗いの大変さを経験してもらいました。
普段は日本語を学ぶ機会がない中学生のうち2人が、夏休みの間だけBBUの日本語クラスに通いました。昨年まで3年近く日本語を勉強してきた2人はすぐにクラスに追いつき、クメール語の出来ない私のNCCCでの通訳をしてくれるまでに上達しています。
11月には新学期が始まり、3人が中学校に、1人が高校に進学しました。新しい制服を着て、少し緊張して全体写真に写っています。
12月には、アンコールワットマラソンツアーで訪れたTAO(東洋医学研究会)の先生方の歯科治療を受けました。3年目になるので子供たちも慣れてきたのか、小さな子も少しドキドキしながらも、自分から口を開けていました。歯みがき習慣も定着してきて、昨年に比べてかなり虫歯が少なくなってきました。
HGはこれからも子ども達に寄り添って、彼らの成長を見守っていきます。