カンボジア小学校体育科教育 自立的普及に向けた人材育成及び体制構築のための事業(JICA草の根技術協力事業 パートナー型)

活動報告(2016年7月~12月):ハート・オブ・ゴールド(以下、HG)はカンボジアの教育・青年・スポーツ省(以下、教育省)と協力して新体育普及活動を実施してきましたが、10年目となる本事業の最後として、15州の対象校の新しい体育の実施状況を評価するために、評価基準表を作成し、3月から第1地域(スヴァイリエン地域)、第2地域(クラチェ地域)、第3地域(シアヌークビル地域)、第4地域(バッタンバン地域)、7月上旬には最後となる第5地域のシェムリアップ地域(コンポントム州、プレアビヒア州)の拠点校と教員養成学校を対象とした最終評価を実施しました。その結果、全46校中、39校が研究指定校に認定されました。
また、7月20日から22日まで筑波大学岡出教授を講師として招聘し、ナショナル・トレーナーや地域トレーナーのほか、14州の教育局担当官、教員養成学校の校長、教員など合計105名が参加して、カンボジアの子ども達が質の高い体育の授業を受けることができるために立場の違う参加者がそれぞれ何をすべきか考えるため、最後のコンサルテーションミーティングを実施しました。
さらに、9月1日、2日の2日間、15州から州、郡の教育局担当官が参加して、「小学校体育の持続的普及のためのまとめ会議」を開催し、それぞれが果たすべき役割を明確にするために課題や解決策について積極的な話し合いが行われました。
10年間にわたる本事業を通じてナショナル、サブナショナル・トレーナーの能力が強化され、彼らが中心となってワークショップやモニタリングが計画、実施できるようになってきています。そして教育省も新しい体育の普及の重要性をはっきりと認識し、体力測定や地方でのワークショップを開催するようになり、昨年は教育省の独自予算で体育の指導書(1年生から6年生まで)52,000冊を印刷し、全国の小学校約7,000校等に配布しました。
新しい体育が着実に今後も継続して全国の小学校に広がってゆくのが楽しみです。