ハート・オブ・ゴールド(以下、HG)は2006年から教育・青年・スポーツ省(以下、教育省)と共に勧めてきた小学校の体育科教育支援を受けて、2015年10月から中学校体育科教育指導要領作成支援事業を開始しました。
本事業は日本国政府が掲げる2020年のオリンピック政策の一つであるスポーツ・フォー・トゥモロー事業の一環として実施され、2016年12月までに中学校体育科教育の指導要領を教育・青年・スポーツ省の認定を取ることを目標としています。
2015年11月には鹿屋体育大学の佐藤豊教授を招待し、日本の指導要領の内容を確認しながら、記載内容や記載スケジュールについてのワークショップを実施しました。参加型で実施したことにより、参加型で実施したことにより、より多くの参加者の意見を確認することができました。
また、教育省のスポーツ総局長、国立体育・スポーツ研究所所長を連れてシンガポールの体育科教育システムについての調査を実施し、シンガポール教育省においてカリキュラムについての協議、国立教育研究所内の施設見学、担当者との協議を実施しました。シンガポールの体育科教育制度だけでなく、教育全体の中での体育科教育の位置づけも分かり、カンボジアにも参考とすることを多く学ぶことができました。
中学校体育科教育については、これから小学校体育科教育や他教科との整合性も考慮しながら、カンボジア全土で実施可能な指導要領をプロジェクトチームが一丸となり、作成していく予定です。