昨年度同様子ども達は、シェリムアップとバッタンバンセンターに分かれて暮らしております。また4名は僧院にて修行中ですが、それぞれの生活は落ち着いていて、身の回りの清掃、農業実習等々自分たちで決めた日課を毎日こなしています。
バッタンバンではセンター付属の農園やチャイルド・ケア・センター所有の稲作田での農作業で、お米の収穫は2,478㎏でした。(渇水の影響により収穫減)また、子ども達の養豚は順調で、16頭の子豚を出荷し利益も上げています。
シェリムアップセンター内での農作業では日々の食料等以外の一部を市場で販売しました。昨年同様、子ども達は学校、農場、センターでの共同作業において適切な役割を分担して協力しています。
思春期に達した男女に対しては、男女が対等で最も重要なパートナーであることの理解を促すための施設と教育が必要であり、そのアドバイザーとして、2005年1月にサモン氏(29歳)を新規雇用しました。現在彼がシェリムアップ新センターの候補地の選定、建設プランの作成にあたっています。また、子ども達の自立を促す将来の職業訓練への準備作業も進んでいます。今年から新しい施設建設に向け進めていきたいと思っております。
里親の皆様の温かいご支援のもと、子ども達は健康で元気に過ごしており、それぞれに必要な教育機会を得ております。今後とも引き続き見守っていただけますようお願いいたします。