8月1日よりアジア地域事務所(プノンペン)所長に就任いたしました。
尚、山口前所長はプロジェクトマネジャー兼所長代理として当地に引き続き滞在し、小学校体育科教育、保健教育の展開に尽力していただき、私はアンコールワット国際ハーフマラソン運営支援、その他プロジェクト、事務所管理全般を担当いたします。決して恵まれているとはいえない環境で任務に励む日本人駐在員、及び現地ナショナルスタッフの皆さんが仕事に安心して励むことができる体制を作ること、そしてナショナルスタッフが日本人駐在員が不要となるぐらいまでに育つ支援をすることを最重要課題と認識し、業務に励んでまいる所存ですので、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。
私は2006年8月に民間企業を定年退職、在職中から考えていた企業での経験を生かせる海外での非営利活動の仕事を探してしヽる時に、縁あってハート・オブ・ゴールドの皆さんと一緒にカンボジアでの支援活動に足を踏み入れました。
企業とは異なるNGOの組織運営に戸惑うこともありますが、少しでも『スボーツをする機会を提供し、それによりカンボジアの社会が良くなることに貢献する』活動に足跡が残せれば、と考えております。
カンボジアの社会はまだまだ仕組みが不十分で、改めていかなくてはならないことが山積しています。経済的に恵まれていない人も多いし、治安も良くありません。でも、カンボジアで生活していて強く感じることは、キラキラ輝く若い人が大勢いるということです。昼間働き、夜大学で勉強する人は珍しくありません。自分も生活費に苦労しているのにボランティア活動に励む人もいます。こういう若い人たちが社会を動かすまでには長い時間がかかるでしょう。でも、大河の一滴でも、それが少しずつ大きな流れになるのです。
私はカンボジア駐在中にできるだけこうした若い人たちと交流し、色々な形でお手伝いをしたいと思います。
ハート・オブ・ゴールド会員、関係者の皆様も、是非、カンボジアを訪れ、ご自分の目でカンボジアを見てください。そして、自分の国を良くするために頑張っているカンボジアの人たちへのご支援をよろしくお願いいたします。