カンボジア王国教育省の学校体育スポーツ局は国家を支える人材の「統率力・調和力」「思考・判断力」「体力・抵抗力・技能」「社会性」など4つの目標を学校教育で保障するために体育科の指導要領を新訂しました。(ここから当会の支援が開始されています。)その後、指導書を作成し、その指導書を使って、HGが育成した中央行政官等が、全国を5つにブロック分けしたその中心州にある小学校各2校を拠点に体育科教育の普及活動を行っています。現在は、その3つ目のブロック(リージョン5)の港町:シハヌークビル州に移動して振興活動を行っています。
1番目のブロック(リージョン1)はHG主導で活動が実施され、最終的には日本の熟練教師顔負けの素晴らしい授業が公開授業で実践されるまでに至りました。2番目のブロック(リージョン2)ではNTを中心に据えて、HGが後方支援しましたが、リージョン1と比較すると一定程度の効果に留まった印象を受けました。リージョン2の結果を受け、今回のリージョン5では開始前から「失敗は許されない」というプレッシャーがありましたが、各小学校では手作りの教具を使って研究授業が行われ、教師間の連携もよく満足のいくものでした。日本の小・中学校、マラソン実行委員会、企業、日本国内スポーツエイド協力マラソン、ロータリークラブ、岡山県など、多くの皆様のソフトとハードのご支援を受けながら進化し続けています。