7月から10月末までの4ヵ月間、岡山県の研修員(HGでは、7人目)として、小学校体育について、行政機関や学校で研修を受けました。2006年から始まったカンボジア小学校体育の指導書作成支援ならびに振興プロジェクトのなかで、現地スタッフとして中心的な役割を果たしてきたソチェトラが、日本の体育教育に直接ふれる機会を得ることができました。HGにとっても、大きな財産となりました。
【研修受入機関】
岡山県保健体育課、同スポーツ振興課、岡山市保健体育課、岡山県体育協会、岡山市教育研究研修センター、岡山県総合教育センター、岡山大学保健体育講座、岡山市立福島小学校、同第三藤田小学校、同旭東中学校、ファジアーノ岡山、岡山県国際交流協会
私は、これまでコーディネーターや通訳として来日したことがあるが、海外で研修を受けるのは今回が初めてだ。
体育教育の研修員として、専門家ではないが、研修にもっともっと集中して臨まなければならない。そこで、私は、カンボジアで保健体育教育を普及するために、岡山から知識を最大限得ることを目的として、岡山県の保健体育に関連するあらゆる事業を、見学し、話を聞き、質問し、学習することに努めなければならなかった。
岡山での4ヵ月間の研修は私に多くのことを教えてくれた。岡山で得たすべての資料も体験も、私は国に持ち帰り、カンボジア青少年スポーツ教育省の職員であるワーキンググループの仲間たちと共有したいと考えている。特に、岡山県での体育教育とスポーツ振興の手法は、将来の体育教育普及の担当者となるカンボジアの各州、地区の行政職員に伝えていきたい。外国との国際協力のために、このような素晴らしい研修計画を策定してくださった岡山県に心から感謝申し上げたい。もしできることなら、将来、私の国でも、このような研修制度を設けたいと願っている。
ケオ・ソチェトラ