1996年に14カ国654人の参加者で始まったこの大会は会を重ねるごとに規模が大きくなリ、第5回目の今年は、前日のウォーカーズ・エイドと合わせて21カ国1,558人が参加し、過去最多、アジアでも大きな大会の一つになりました。マラソンというスポーツそのものが、ほとんど理解されていないカンボジアで、地雷被災者への支援というチャリテイーマラソンとして、日本人ボランテイアの人々によって始められた国際大会が、徐々にカンボジアの人々に受け継がれ、カンボジア人自身の手で運営される日もそう遠くないように思われます。
また今年は、カンボジアから義足の方や車椅子での参加の方が増え、日本からも盲目のランナー友光隆子さんの参加もあり障害者スポーツの広がりも強く感じられる大会となりました。子どもたちの参加も多く、この大会が世界遺産アンコールワットの地に深く根を張って行く様子を感じることができましたのも、多くの皆様方のご協力の賜物と深く御礼申し上げる次第です。
なお大会出場者のエントリー費用の全額に加え、ハート・オブ・ゴールドガらの寄付、団体・個人からの寄付を含わせて、28,076US$をカンボジア赤十字、カンボジアトラスト、ハンディキャップ・インターナショナル、カンボジア身障者陸上競技連盟へ義足代として、さらに大会運営協力金として350万円を送りました。