昨年2002年5月20日に独立を果たした東ティモール民主共和国は、アジアの最貧国として困窮した状況下懸命に国家の再建に向けた歩みを始めています。そんな中独立1周年イベントとして「平和な国家の獲得を再確認し、国家の発展に向けた民族の結束を高め、不安定な状況にある国際情勢の中で数世紀に及んだ独立闘争の歴史を経験し、平和を獲得した国家として平和な世界の素晴らしさを世界に向けて発信する」ため、「独立1周ー年記念スポーツ祭」が開催されましたが、ハート・オブ・ゴールドは昨年同様、現地からの強い要請を受け、専門家を派遣しました。なお本年度は、国際オリンピック委員会(IOC)からの派遣者で、ポルトガル•ナショナル・オリンピック委員会(POC)の専門員と協働で東ティモール・スポーツ連盟スタッフに対しての合同ワークショップを開催し、東ティモール・ナショナル・オリンピソク委員会の設立に一役買う事となリました。
派遣日程:2003年4月18日~6月02日
活動:5月10日「独立記念平和ロードレース、マラソン大会」(ハーフ、10キロ、3キロ)•5月10日~20日支援一覧
・「全国競技大会」(マラソン・サッカー・空手・シラット)
・「首都圏競技大会」(バスケットボール・バレーボール・卓球・クンフー他)
・「ワークショップ」「スポーツ組織の運営法および活動戦略」(IOCと協働)
派遣者:4月18日~6月03日山口拓(スポーツ政策専門員)
5月9日~21日相原幸太(インターン大学生)
協力:IDCJ5名、東ティモール大学20名、赤十字10名、他
*東ティモールからのメッセージ
新しい一千年紀に初めての独立を果たした東ティモール国民は支援組織の協力を得て一日も早い国家基盤の整備に取リ組んでいます。独立から一年を迎えた今日、東ティモールから、いまだ困難にある人々へ平和の喜びを伝えるとともに、幾多の苦難を乗リ越えながら国づくリに活動する国民に、復興に向けての活力を獲得する最高の機会となるような大会を開催いたしました。
私達は、平和を取リ戻した今もなお、必死にもがきながら国づくリに励んでいます。そして何よりもこれからの国を支えていく青少年および人材育成が重要だと考えています。そして東ティモールのスポーツのレベルを向上させるとともに、青少年の健全育成にスポーツを通した活動が重要で効果的です。日本のNGO/HeartsofGoldの支援にお礼を述べると共に、これからも皆様方と共に活動できますことを強く希望しています。
Vice-presidentofAthleticsFederation
AfranioX.Amaral(アフラニオ・アマラル)