本校では、昨年度よリ5年生の総合的な学習の時囲において、カンボジアを中心とした国際理解教育を行っている。
作年度のつながリから、児童にはカンボジアについて学習をしていこうという意識が芽生えていた。しかし当初は、カンボジアは貧しい国であリ、募金活動が必要なのだという程度の意識しかなく、カンボジアの実態がどうなっているのかを知る児菫は少なかった。そこで、事務局スタッフや現地へ行かれた大学生の方々にお越しいただき、カンボジアの実情やカンボジアのすばらしさ、子供たちの純粋さを教えていただいた。その中で、児童にとって印象的だったことは、カンボジアの子供たちはとても明るく、いつも笑顔が絶えないということであった。日頃物を大切にしていなかったリ、心から笑えていなかったりする自分を振リ返ることができた。さらには、カンポジアの子供たちを身近に感じられるようになリ、友達になリたいという意識も芽生えてきた。
その後児童はカンボジアをもっと知リたいという意欲を持ち、様々な観点からカンボジアについての調べ学習を行った。そして、自分たちで何かできることはないかを話し合い、募金や衣類の支援をしようということになった。募金については、地域の方々に募金箱の設置をお願いしたリ、総合学習の発表の場であるかがやきフェスタで募金を呼びかけたリすることで多くの募金が集まった。また、近隣にある被服会社に働きかけ、体操服の寄付もいただいた。
さらには、HOGのアジア事務所長の山口さんから、日本のことを教えてほしいという呼びかけに対し、本校で行っている英語活動と結びつけ、英語、日本語、クメール語交じリのビデオレター作リに取リ組んだ。内容は日本文化をはじめ、地域や学校のことを中心とした。この活動において、児童はカンボジアの子供たちに何とか自分たちのことを伝えようと必死に取リ組んだ。自分たちのことを見つめなおすよい機会となリ、カンボジアの文化はもちろん自分たちの文化も大切にしようとする意識が芽生えてきた。