今回、初めてカンポジアからヘム・ブンディーンさん(21歳)とハン・スリィさん(22歳)の二人のランナーが来日されました。二人は昨年のアンコールワット国際ハーフマラソンの優勝者でHGが大会10回記念として日本のかすみがうらマラソンに参加する為招待したものです。私はポランティアとして高橋さんと一緒に一日目の成田到着から次の日の朝までを担当しました。入国手続きに手間取リ、最初に到着ゲートから出てきた彼らはさすがに緊張していてあまリ笑顔がみられませんでした。つたないクメール語と英語でなんとか話をしつつ移動しました。そして東京に行き昼食(焼き鳥丼)を食べ、JAXAi(宇宙航空研究開発機構)のPRルームの見学をした後浜松町に移動、はとバスで皇居、浅草寺、そして隅田川クルーズ等を楽しみました。彼らは、東京は広くて、大きい高い建物があってすごい!と驚いた様子でした。浅草寺ではお賽銭を投げて何か祈っていたのが印象的でした。その間でも、すこしずつ慣れてきたとはいえ口数はまだまだ少なかったです。それでさすがに疲れてきたのか代々木のユースホステルヘ行く途中のバスでは寝ているようでした。次の日の朝、クメール語の通訳のポンナレットさんが来てくれてやっと安心したようです。16日にかすみがうらで再び会った時はもうかなりリラックスしていました。そして無事にマラソンを二人共完走しました。クメール語が少しできるということで引き受けましたがもっともっと勉強しなくてはダメだと思いましたが、自分にとっては、この案内役をしたことは大変貴重な経験となりました。今回の来日に際しては多くの人々の協力があってこそ無事に帰国までの全行程を終えることが出来たのだと思います。これからはこうしてカンボジアの人々を日本に迎えることも多くなると思われますので私たちもこの経験を生かして次につなげていかねばなリません。(分担してお世話いただいた方々ご苦労様でした。)
最後に若い二人が国に帰ってこの経験をいろいろな所で生かしてくれることを望みます。そして今回のことが日本とカンポジアの人々の相互理解を促進させる小さな一歩になれば良いと思っています。