<全体的に管理面では>
・子どもたちの受入れ場所が、バッタンバンセンター・シェムリアップセンター・お寺(バッタンバン&タケオ)・バッタンバンオフィスと分散する中で、マネジメントに不便はあったが、全般として大過なく子どもたちを養育することができた。
・予算をかなリオーバーしての支出となっており、下半期において子どもたちの生活支出の切リ詰めは行ったが、スタッフの人件費を含む管理費率が高く、この点の問題は残っている。
・職業訓練の取リ組み等、地道な取り組みが行われた。
<子どもたちの姿勢>
・全体的に良好。
・僧侶の一人は、問題があリ、本人と再度話合いを持ち、バッタンバンから戒律の厳しいタケオの寺に移した。タケオにおいて、現在の姿勢・日常は落ち着ついている。
・具体的には挨拶、目上の人と友人への態度の区別などのエチケットや基本的生活習慣などが成長してきている。
・子どもたちはみんな大きくなり、自分で考えることができるようになってきた。将来についても話すようになってきた。言葉遣いも丁寧になっている。
・センターに来る前の養育環境がひどかった児童は、後遺症として問題行動が見られていたが、徐々に落ち着いてきている。
・センター出身者の中から、るしなの活動を継いでいける人材育成を考えたい。そのためにできれば日本 の高等学校への留学を希望している。
<学校での学習>
・全体に問題なし。
・数名に関しては、クメール語の読み書きができないなど、学習能力に問題があるため、今後の進路を考えたい。カンポディアでは学習が出来ないと落第となるため退学させて、 自立の道を探リたい。他人に任すと、ひどい扱いを受ける恐れがあるためセンターでの就労を考えたい。
<職業訓練として>
・養豚/野菜の栽培/シエムリアップでのカフェでのアルバイト(女子)/グッズの製作販売(胡椒• コーヒー・ その他の販売) などの活動を進めている。
・シェムリアップでは、漆原日本語教室の協力のもと、日本語の勉強を始めている。(3月から)