こんにちは!!ハート・オブ・ゴールド(以下、HG)東南アジア事務所の西山です。日本はGWの真っ最中だったと思いますが、カンボジアはこの時期は普通に仕事です。

5月1日(火)から5月5日(土)まで、首都プノンペンから直線距離で180kmほど離れた地方都市のクラチェに出張に行ってきました。

今回は以前もブログに掲載したJICAとの草の根技術協力事業「小学校体育科教育振興プロジェクト」で実施している小学校2校と州の教員養成校1校の3校の評価をしてきました。前回の視察と違い、今回の評価では優秀な学校を研究指定校として認定することができます。

①クラコー小学校(5月2日)

Krakor 4th Grade

小学校4年生の授業です。一応跳び箱の授業ですが、跳び箱はないため、段ボールを代用してます。もちろん、手を思い切りつくとつぶれてしまうので日本の跳び箱のようにはなりません。

Krakor 2nd Grade

2年生の授業です。ドッチボールをしていますが、ラインカーが無いため、線は落ち葉を集めてラインを引いています。

Krakor Designed School

この小学校は見事に研究指定校に認定されました。プレートを持っているのが、校長先生(写真左)と教育省のナショナルトレーナーのドクさん(写真右)です。

②クラチェ州教員養成校(5月3日)

PTTC Kratie

クラチェ州教員養成校の授業です。残念ながらこの学校は研究指定校には認定されませんでした。先生がサッカーのコーチをしていた人で、教え方を教えるという点ではもう1歩だったように見えました。

③クラチェ・クロン小学校(5月4日)

Kratie Klon 6th Grade

小学校6年生の授業です。このバスケットゴールはNTTグループ駅伝参加者の方々と長浜ローターアクトクラブの方々の支援によって設置されたものです。

Kratie Klon Designed School

この学校は研究指定校に認定されました。研究指定校になることは名誉なことなのですが、研究していこうとしての役割も認識してもらうようプロジェクト関係者で説明しています。

今回の事業ではカンボジア5州のそれぞれ3校、計15校を対象としていますが、カンボジアには全24州に6842校の小学校があり、そのうち18州には1校ずつ教員養成校があります。今後もどのように事業を展開したら、できるだけ多くの小学校に広めることができるか、カンボジアの教育省の方々、教員の方々、その他関係者の方々とも意見を交換しながら、よりよい事業を展開していきたいと考えています。

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