カンボジアは雨季に入りました。最近はお昼頃に急なスコールがあります。
先日、教育省学校体育スポーツ局のナショナルトレーナー(以下、NT)とハート・オブ・ゴールド(以下、HG)スタッフとともにクラチェ州地域評価に同行しました。
地域評価とは、今まで体育ワークショップやモニタリングや公開授業をしてきたモデル校の小学校と教員養成校に評価に行き、学校の年間計画がしっかり立てられていて、時間割もきちんと決まっているか、体育の授業を時間割通り行っているか、学校のマネジメントをしっかり行っているか、まだ新しい体育を知らない小学校にも広めていけるか、などの評価の条件を満たす学校を研究指定校として認定します。
まずはクラチェ州の小学校、教員養成校の評価を行いました。
クラチェ州はJICA草の根技術支援事業パートナー型のフェーズ2(2012年)で2つの小学校がすでに研究指定校として認定されていましたが教員養成校は認定されていませんでした。
そして評価の結果、今回無事に教員養成校を研究指定校に認定することができました。
その後、ストゥントレン州とラタナキリ州に二手に分かれて評価を行いました。
私はストゥントレン州に同行しました。
それぞれの学校の体育の授業を見て、校長先生、州教育局、群教育局、NT、HGスタッフでミーティングを行い、評価していきます。
ハードルをパイプで作ったり、コーンを工夫して作ったりとカンボジアの先生方は道具を作るのがとても上手です。高い道具を買わずに身近にあるもので作るのがカンボジアの体育のおもしろいところだと思います。
ストゥントレン州では評価の結果、すべてのモデル校(2つの小学校と教員養成校)が研究指定校に認定されました。