子ども達16名はみんな元気に暮らしています。今期も、多くの方々がNCCCの子ども達と交流して下さいました。
6月には、南真会のご一行が、ボロボロになった靴箱の代わりにアルミ製の新しい靴箱をプレゼントしてくれました。新学期に向けて、一人一人にリュックと、新しい自転車2台もいただきました。今、子ども達は、新しい鞄を嬉しそうに背負って通学しています。
8月には、岡山学芸館高校SGHの生徒さんが、サッカー、けん玉、バレーボールや縄跳びなどをして遊んでくれました。また、神戸学院大学の学生さん達は、去年に続きミニ運動会を開催して二人三脚やしっぽ取りをした後、一緒にカレーや白玉団子を作ったり、日本の遊びを紹介してくれたり、子ども達と終日、じっくりと関わってくれました。9月には、就実大学の学生さん達が来訪。ラジオ体操やアルゴリズム体操を教えて下さり、お昼には市場で食材を買って一緒にカレーを作りました。子ども達はお返しにココナッツダンスを教え、一緒に踊りました。同じく9月には、第三藤田小学校とスカイプをつないで交流しました。日本からいろいろな運動を紹介してくださり、子ども達は生まれて初めて目にする跳び箱に興味津々でした。
10月には、ハートペアレントさん達が来てくださいました。子ども達は自己紹介した後、施設を案内し、アプサラダンスを披露しました。ペアレントさんからは文房具などのお土産をいただきました。
12月には、HGスタディツアーのお客さまが訪問して下さいました。TAOの歯医者さんによるボランティアでの歯科検診も4年目となり、子ども達はすっかり慣れて、今年は泣きだす子はいませんでした。一年間、練習を重ねてきたダンスの披露、触れ合いのジェスチャーゲーム、お客様にお土産を手渡す時の緊張感など、子ども達にとって素晴らしい経験となりました。初めての試みとしては、9月に、「音楽を聴いて絵を描こう!」をし、ショパンの『子犬のワルツ』をスピーカーで流して、浮かんだイメージを子ども達に絵に描いてもらいました。子ども達に自分の気持ちを表現する機会を持ってもらうためでしたが、初めてこの曲を聴いた子ども達は楽しそうな絵を描いていました。
また、4月末からインターンに入っている藤はなさんが、NCCCで保健教室を開いてくれ、「熱中症から身を守ろう」「大人になるからだのしくみ」「栄養について」など、子ども達にとって必要な情報について図やゲームを交えてお話ししてくれました。子ども達はメモを取りながら熱心に聞いていました。

退職のご挨拶 高島公美
1年間の任期を終了し、12月中旬にシェムリアップを発ちます。任期中は多くの方々に温かいご支援や労いの言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。皆さま、短い期間でしたが、お世話になり、ありがとうございました。