プラム・ブンジー(教育省顧問)
この事業のおかげで、カンボジアの教員と生徒が体育について理解し始めたことが大きな成果です。体育は他の教科と同じく、学ばなくてはいけないし教えなくてはいけない教科であり、各々の能力に沿って選ぶスポーツは異なるものです。今後は、学習指導要領と指導書を現場で実践する人を増やすこと、そして実践しようという意欲を高めることが最優先課題です。

マン・ビボル(学校体育スポーツ局副局長)
元々国語の先生で、体育はスポーツだと思っていましたし、バレー選手だったので、アタックやパスなどの技術ができるようになることが重要だと思っていましたが、この事業で小・中の学習指導要領と指導書を作成する中で、技術だけではなく、教員と生徒が「知識・態度・協調性」も考えることが大事だと思うようになりました。この経験が、高校体育の学習指導要領や教員養成校の指導書、運動会のマニュアルを作る上でとても役に立っています。今後も、ワークショップやモニタリングなど、体育を広めていくために、HGと協力してやっていきたいと思います。