2017年11月に岡山市での車いす陸上トレーニングキャンプに参加し、体力作りのための食事、筋力トレーニング、時間をきちんと守ること、車いす選手のみで練習を行うことができることなど、多くのことを学びました。カンボジアでは練習場所が少ないこともあり、パラリンピック選手だけでなくオリンピック選手も一緒にトレーニングしているため、ぶつからないように常に気をつけなくてはなりません。
カンボジアに戻ってから日本で学んだトレーニングを実施しています。例えば、ウェイトトレーニングを行う際は日本で使用したトレーニング機材はカンボジアにはないので、自宅に自分でコンクリートを重りにしてトレーニングマシンを作りました。そのお陰か、2018年3月のパラ陸上競技会では去年よりも1秒速く走ることができました。
カンボジアではなかなか道具が手に入らないので、タイヤや競技用車いすなどが壊れてしまうと競技を続けられなくなってしまわないかと心配しています。
私の現在の目標は2020年東京パラリンピックに出場し、良い結果を残すことです。これからも一生懸命トレーニングに取り組み、強い選手になりたいと思っています