高校2年生を筆頭に4歳までの16名(女子10名男子6名)が、家庭的な雰囲気の中で、仲よく楽しく元気に過ごしています。
1月には岡山学芸館高校・清秀中学の生徒さん達が訪問。洗濯板を使って一緒に洗濯した後、「紙トンボとばし」や「人間すごろく」など、時間を忘れて熱中しました。岡山市立第三藤田小学校とは、今年もスカイプを通じた交流をしました。カンボジアではすいかとマンゴーを野菜として食べるんですよとお伝えすると、びっくりされました。
2月からは在宅学習の方向性を話し合い、カンボジア人としてカンボジアで生きていくための最重要課題であるクメール語の「読み書き」を最初に行うことにしました。その結果、嬉しいことに、徐々にではありますが、成績が上がってきています。
3月、日本から大学の先生が2名訪問されました。25日、子ども達の社会教育の一環としてプレアヴィヒア(世界遺産)見学に行きました。4月、クメール正月に、久し振りに子ども達の「里帰り」(写真)を実施しました。子ども達はもちろん、保護者の方々も「今年は2回あるんですね」と嬉しそうでした。子どもたちと保護者の絆は大切にしていきたいと考えています。15日はお寺詣でをし、帰宅後、「みずかけ遊び」をしました。子どもも大人も一緒になって我を忘れたひと時でした。NCCC卒園生が遊びに来てくれました。卒園生が気楽に里帰りできる施設にしていきたいです。
5月、大変な月でした。上旬に大雨・落雷に遭い、一晩中真っ暗闇で過ごし、翌日は、飲料水をチェイ小から、生活用水をNCCCスタッフ宅から汲んでこなければなりませんでした。この問題が解決した矢先、再び大雨・暴風で屋根瓦が飛ばされ、男女の宿舎棟が被害を受けました。今のところ応急処置により安心して過ごしていますが、建築して10年近く経ったので、今年は改修工事に取り掛からなければと考えています。いつにも増して皆様のご支援に感謝いたします。今後とも子ども達を温かく見守ってください。
赴任の挨拶村上貴美子
2017年12月に着任しました。自らの第三の人生(第一の人生:公務員、第二の人生:大学教授)として、この半世紀の経験を活かすことができればと願っています。国際協力の現場経験は初めてですので、ご指導・ご鞭撻よろしくお願いいたします。