私達「吹田中の島ランナーズ」は1983年に発足。当時の大阪近辺ではランニング大会開催が少なく、地方で開催される大会を楽しんでいました。これら大会で不手際や準備不足に不満を持っていましたが、私達ランナーのお世話係が地元のお年寄りを中心に組織されたボランティァであることに気づき、これは感謝するべきだと悟りました。
各地の大会で心のこもった接待をしていただいた皆さんへのお返しとして、1987年から私達も年に一度ボランティアを中心に運営する、マラソン完走への走り込み練習大会として【吹田中の島”耐久”5時間走大会】を開催する事になりました。当初はクラブ員と友人ランナーが中心でしたが、徐々に参加者が増えると共に「、ランナーズエイド」の取り組みを知り、第6回大会から参加者に「一周50円程度の募金」をお願いし、カンボジアへの「国際貢献・社会貢献」として「ランナーズエイド募金」を「日本ユニセフ」を通じて取り組んできました。1996年カンボジアの内戦が終結した直後に開催された1回目の「アンコールワット国際ハーフマラソン」に参加。初めて訪れたカンボジアは、この文化的に発展した時代(日本並びに先進国)にカンボジアでは「傷痍軍人?」や「物乞いの子ども達」「無数の頭蓋骨で作ったカンボジアの地図」等、目を覆い尽くしたい状況に、小さな力でもこの現状を変えなければと思う気持ちを強くしました。1998年有森裕子さんがカンボジア支援の団体として「NGOハート・オブ・ゴールド」を立ち上げられたのを機会に、私達に委託された募金の一部をHGへ寄付し栄誉ある「第1号募金者」となりました。2005年「第10回アンコールワット国際ハーフマラソン」にて「カンボジアオリンピック委員会」より感謝状(写真)をいただきました。
2006年から募金をHG一本にし、2007年より現在の【吹田中の島チャリティ・ラン】として、HGも共催団体として参加いただき「子どもさん」も一緒にランニングが楽しめる「ゲームリレー」と「3時間走」の2種目同時開催の大会として生まれ変わりました。今年9月13日(日)に第9回目の開催を予定しております。この大会は、多くのボランティァ仲間の皆さんに支えられ28年間の長きにわたり続けてこられました。事務局として企画準備を担当した私は寄る年波で準備途中に立ち上がれず大会開催が止まることがあっては申し訳ないので、その様な状態が来る前に・・・そして、切りの良い「第10回」と「30回」の節目となる2016年を持って大会終了を宣言しており、有森裕子代表やボランティアでご協力いただいてきた皆さんにもご了承頂いております。
残す2回の大会、皆さんのご参加をお待ちしています。