2011年(平成23年)11月21日(21日は、弘法大師さんのご縁日です)に、高野山真言宗とハート・オブ・ゴールド(以下、HG)は、公式パートナーシップ協定を結びました。締結に至るまで、HG代表の有森裕子さんには、遠路はるばる深山幽谷の高野山へ、二度もご足労いただき、誠にありがとうございました。
聞きますれば、有森家の菩提寺が高野山に有るとのことで、やはりご縁があったのだと大変嬉しく思いました。
11月21日、有森代表と松長有慶管長猊下、本山重役、高野町副町長、高野山学園役員等関係者多数の出席の下、晴れやか且盛大な式典が挙行されました。
翌2012年4月1日より、高野山とHGとの協働事業であるハートペアレント事業が開始され、数年間は順調に進んでおりました。しかし、現在は、高野山側の問題で、少々停滞しているのです。申し訳なく、残念でなりません。
但しそんな中、有森さんの故郷である岡山・備中地区の高野山真言宗寺院で組織されている南真会におきましては、微力ながら現在まで継続的な支援をさせていただいております。
曲がりなりにも、これまで支援を続けられたのは、ひとえに有森代表の素晴らしいひととなりに接し、今日までの献身的な社会貢献を目の当たりにしてきたからです。加えて、HGの組織を構成する皆様方のほのぼのとした温かい人柄が我々に力を与えてくださっていると思うのです。まさに「情けは人の為ならずめぐりめぐって己が為」です。
ちなみに我々は、二年に一度、カンボジアを訪問し、法話をさせていただいたり、楽しく子ども達と交流したりしているのですが、真言行者として、大きなお陰、利益(りやく)を受けていることを実感しています。
昨年、設立20年を迎え、益々ご発展なさっているHGと我々高野山の関係が今後、更に有意義なものとなることを願ってやみません。