1997年に、第1回アンコールワット国際ハーフマラソン(以下、AWHM)の写真展&有森代表のトークショーの開催を岡山で引き受けて、その年第2回AWHMに参加しました。内戦一歩手前という緊張した年で、2人の首相(ウンフォト第1首相とフンセン第2首相)が並んで、大会に参加し遺跡を走った光景は、まさにスポーツがなせる平和構築を目の前にした光景でした。1998年10月10日大阪でハート・オブ・ゴールド設立総会に、結城さんの言われるままに事務局長として動いておりました。
有森代表の諦めない粘り強さと、できると信じて進むことが心地よく、ひたすら前に進みました。不思議なことに、難問や課題が出てきても、そのときどきにそれを助ける人が現れて解決できました。
奇跡を何度も見ることができました。人の善意に何度も出会いました。権力や富以上に素晴らしいもの、心の金メダル(ハート・オブ・ゴールド)を輝かせている方々に出会いました。
NPO・NGOの活動は、これからの持続可能な社会を作っていくために、何が大切なのかを考えて、少しずつこの世界を変えていく仕事です。世界は不平等で矛盾に満ちています。チャンスがない人に、チャンスが与えられ、笑顔になり、力強く起き上がり、歩んでいく姿は私の生きる力となりました。結城さんに感謝です。