NCCCでは現在、高校2年生を筆頭に6歳までの16人(男子6名、女子10名)が、家庭的な雰囲気の中でのびのびと生活しています。そのうちの1名(スライホム)は今年の9月から1年間、日本語・日本の文化等を勉強するため岡山学芸館高校に留学しています。
最初にうれしい報告を致します。チェイ小学校では新学年の最初の日(11月1日)全学年の成績1位から3位の生徒達を表彰してくださいます。今年度5年生の成績1位でNCCCのスライミエン(新学年6年生)が表彰されました。本人の努力はもちろんのこと、皆様の日頃のご支援のおかげです。他に子ども達の出来事として、昨年学芸館高校に留学していたスライニットが日本語能力試験N3を取得して帰国、高校2年生に復学しました。ニットの留学期間中のご支援に感謝するとともに、引き続きホムのご支援をよろしくお願いいたします。
新学年に際して子ども達の動向に変化があります。成長していくにつれ、NCCCの本来の目標である「自立」に向けた第一歩を歩みだすことになります。
退所後、私達スタッフも側面から見守っていきたいと思っております。
最後になりましたが、今年下半期も多くの方々がNCCCをご訪問くださいました。7月31日北海道の高校生ハイエックの皆様から始まり、高校生、大学のゼミご一行、HGスタディツアーなどご訪問いただいた方々から様々なことを学ぶことができました。養護施設という限られた中での生活経験から、いかに一般社会に向けて自立生活に向かうかが施設の子ども達にとって大きな課題です。皆様のご訪問がその一端を担ってくださっていることと感謝しております。今後ともこの小さなセンターNCCCをよろしくお願い申し上げます。